おいしい淹れ方

お茶をおいしく淹れる5ヶ条  |  おいしいお茶の淹れ方

煎茶・粉茶・くき茶・芽茶  |  玉露   |  番茶・ほうじ茶・玄米茶  |   抹茶  | 水出し緑茶

お茶をおいしく淹れる5ケ条

1.好きな茶葉を選ぶ。
 お茶には玉露、煎茶、くき茶、粉茶、番茶、ほうじ茶、玄米茶、抹茶、紅茶、ウーロン茶など、いろんな種類の茶葉があります。それぞれ同じお茶の樹から出来ていますが、産地や製造方法が違うだけで、形状や色、旨味・甘味・渋味も違います。まずは飲んでみたいお茶の茶葉を選び、いろんなお茶を試して飲んでみて、自分の好きなお茶を見つけましょう。

2.水も大切。
 淹れたお茶の約99%は水です。お茶を美味しく飲むには、お茶を淹れる水が大切。 日本の水道水はカルキ消毒されている為、そのままでは美味しく飲めません。水道水を使う時は3分〜5分沸騰させるか、約5時間汲み置きすれば、ある程度カルキ臭が抜けます。外国産のミネラルウォーターの場合は軟水の方がお茶の旨味、渋味、苦味成分がバランス良く溶け出しやすいので、軟水を選ぶようにしましょう。

3.お湯の温度が決め手。
 お茶のおいしく飲むためには、お茶の持っている味や香りを十分に引き出す事が大切。お湯の温度でお茶の味と香りは変わります。高温のお湯で注ぐと、香り高く、カテキンやカフェイン、苦渋味成分が出やすくなり、色・味が濃くなります。 旨味成分(アミノ酸類)を味わいたいなら、ぬるめのお湯でじっくりと。この原理を使って、自分の好みのお茶を淹れてみましょう。

4.回し注ぎと最後の一滴まで。
おいしい淹れ方写真 回し注ぎ複数の湯呑みにお茶を淹れる時は、お茶の濃度が一定でなければなりません。

写真のように(1)⇒(2)⇒(3)の順に少しづつ注ぎ、
 次は(3)⇒(2)⇒(1)の順で繰り返し淹れる
『廻し注ぎ』
をしましょう。

また、最後の一滴まで注ぐ事で、茶葉が開ききらずに二煎目、三煎目も美味しく頂けます。

保存も大事
 お茶の葉はとてもデリケート。温度や湿度、光によって変わりやすく、他のものの臭いも吸収しやすいという性質も持っています。
そのため、開封したら早めに飲んで頂きたいもの。保存する場合は、透明でない密封容器に入れ、暗くて涼しい、臭いの少ない所で保管を。冷蔵庫・冷凍庫の保存もひとつの手です。その場合は、他の食品が移らないように密封しましょう。出入れ時の温度差には注意し、中に湿気が入らないようにしましょう。

おいしいお茶の淹れ方

煎茶・粉茶・くき茶・芽茶の場合      


湯呑み、急須、お菓子

70℃〜90℃のお湯で、

? 急須にお湯を入れ、急須を温める。

? 湯呑みの八分目くらいまでお湯を入れ、適温になるまで冷ます。

 ●Point 湯呑みにお湯を入れる事で、湯量を量れると同時に湯呑みを温め、
      注いだ時に冷めにくくなります。

? 急須のお湯を捨て、人数分の茶葉を入れる。

 ●Point 一人あたり約3gが目安(茶さじ又はティースプーン1杯程度)

? 湯呑みで適温まで冷ましたお湯を急須に入れ、ふたをして1分程待つ。

 ●Point  急須を揺すると、苦味成分が出やすくなるので注意。

? 湯呑みに均等の濃さになるように、『廻し注ぎ』をし、最後の一滴まで注ぐ。

※2煎目は、お湯が茶葉にしみこんでいるので、お湯を直接急須に入れ、30秒程度でOK。



玉露の場合


玉露の画像

50℃〜60℃の温めのお湯で、


? お湯を湯冷ましに入れ、冷ます。

 ●Point 湯冷ましの代わりに、マグカップでもOK。

        湯の温度90℃⇒約80℃

? ?で冷ましたお湯を急須に入れ、更に冷ます。

 ●Point 湯の温度80℃⇒約70℃

? 急須のお湯を湯呑みの八分目くらいまで入れる。

 ●Point 湯呑みにお湯を入れる事で、湯量を量れると同時に湯呑みを温め、
        注いだ時に冷めにくくなります。

        湯の温度70℃⇒約60℃

? 急須に人数分の茶葉を入れ、湯呑みのお湯を注ぎ、ふたをする。

 ●Point 1人あたり約3gが目安(茶さじ又はティースプーン1杯程度)

? 2分程待ってから、湯呑みに均等の濃さになるように『廻し注ぎ』をし、
 最後の一滴まで注ぐ。

 ※2煎目は、お湯が茶葉にしみこんでいるので、お湯を直接急須に入れ、30秒程度でOK。
 ※茶殻は、醤油などをかけて食べてもおいしいです。




番茶・ほうじ茶・玄米茶の場合






湯呑み2つ

熱いお湯で茶葉をたっぷり使い


? 急須と湯呑みにお湯を入れ、温めておく。

? お湯を捨て、急須に茶葉を入れる。

 ●Point  一人あたり約3gやや多め(茶さじ又はティースプーン1杯程度)

? 急須に熱湯を注ぎ、約30秒待ってから、湯呑みに均等の濃さになるように
  『廻し注ぎ』をする。

※2煎目は、お湯が茶葉にしみこんでいるので、お湯を直接急須に入れ、すぐ注いでOK。
※茶葉の成分が出尽くしてしまうので、こまめに新しい茶葉に取り替えたほうがおいしいです。



抹茶のおいしい立て方


抹茶画像


鮮やかなうぐいす色で、濃厚な旨味と甘味。

◆準備するもの
 抹茶(薄茶の場合2g、濃茶の場合4g)、お湯茶筅(ちゃせん)、抹茶椀

? 抹茶が玉状に固りやすいため、茶こし等できめ細かくこしておく。

? 茶碗にお湯を入れ、温める。

? 茶碗のお湯を捨て、水気を拭き取り、抹茶を入れてからお湯を注ぐ。

 ●Point 湯量は一人あたり約60ml。

? 片手で茶碗を抑え、茶筅が底につかない程度の底から、手首を前後に
 振りながら少しづつ上げていき、上のほうまできめ細かく泡立てる。

 ●Point 表面に大きい泡が目立つ場合は、茶筅の先で泡を細かくする。

? 全体がきれいに泡立ったら、「の」の字を書くようにして、真ん中から茶筅を引き上げる。

※夏は冷抹茶がおすすめ!少し濃い目に点て、氷を入れて、冷たくしても美味しく頂けます。
※茶葉をまるごと飲む事が出来るので、健康飲料でもあります。煎茶を頂くように、普段から
 気軽に点ててみましょう♪



水出し緑茶のおいしい作り方 水出し緑茶



涼うちわ

後味すっきり、涼を呼ぶ!
当店の水出し緑茶ティーバッグを使った場合

? 冷水ポットに少なめの水(ポットの1/4〜1/3ぐらい)と緑茶ティーバッグを入れ、
 しばらく(10分〜15分程)そのまま置いておく。

 ●Point 水1Lにつき、1袋か2袋が目安。

? ポットの中をよくかき混ぜるか、中身がこぼれないようにシェイクして濃くする。

? 濃くなったらをたし、お好みの濃さにする。

? 好みの濃さになったら、冷蔵庫に入れて約1〜2時間冷やす。

? グラスに注ぎ、お好みで氷を入れても美味しい。


 ※作り置きしても水出しのため、色が変わりにくいです。2、3日のうちに早めにお飲み下さい。
 ※お茶の成分が沈殿した時は、飲む前にかき混ぜるかシェイクを。
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